身近なもので豊かな土づくり 試行錯誤レポート

スギナしか生えていないこの土地を、どうやって豊かな場所にすることができるのか。「沈黙の春」を目の当たりにして、試行錯誤を始めています。

前回、スギナは酸性土壌に生える雑草だと紹介しました。なので、まずは土壌をアルカリ性に近づけてみようと思います。
我が家では薪ストーブを使っているのですが、昨年の冬に出た木灰が大量に余っていました。これを畑に撒いてみます。気分は花咲かジジイです!

もう一つ、アルカリ性に近づけるためのモノとして意外なモノが使えることを知りました。なんと、スギナの雑草だそうです!スギナの雑草そのものはアルカリ性だそうで、スギナを摘み取って土の上に被せておけば良いみたいです。

この日は、こんな感じで土の成分を変えてみる試みをしてみました。そして、果樹の周りに長ネギを植え付けておきました。もちろん、土にはたっぷりの木灰(堆肥も)を混ぜ込んでおいた場所に植え付けましたよ。

そして、後日様子を見にきました。

相変わらず、生えている雑草の種類は少ないですが、流石に気温が上がり始めたのでタンポポとハルジオンが咲いていました。

少しは改善されているかもしれませんね。ただ、この丘には強い風が吹き付けるので、土はカラカラです。雑草もまばらにしか生えていないために、乾燥しやすいというものあるのでしょう。

そして、肝心の果樹の方はどうかというと… んんん!?!?!? 栗の木にせっかく生えていた葉っぱが丸裸にされている!!! どうやら毛虫が発生したようです。3匹程が付いていましたが、全ての葉っぱが食べられてしまっていました…

きっと、周りに食べられる葉っぱがないからなのでしょう… この状態で樹木を育てるというのが無謀なのかもしれない…

まずは気長に育つ植物からやってみよう。というわけで、この日はイノシシに狙われにくいという生姜の植え付けをしておきました。それと虫除けや害虫の駆除効果のあるというマリーゴールドの種を発芽させたものを植え付けておきました。

周囲にはこんなにも自然がいっぱいあるのに、豊かな畑をつくるというのは一朝一夕にはいかないものですね。
でも私は諦めませんよ〜。まずは、雑草でいいから生えてくれぃ!

つづく!